夫婦ケンカや離婚の原因の一つに、金銭感覚が合わない。
という話は珍しくないかなと思うのですが、
我が家も金銭感覚は正反対。

欲しいものは欲しい!今すぐ欲しい!買う!

ちょっと欲しいけど、必要ないかな。やめておこう。
今でも覚えています。
私たち夫婦の始めてのケンカ、それは六花亭のバターサンド。笑

美味しいですよね〜。バターサンド。
新婚時代、アメリカのど田舎に住んでいた私たち。
食材の買い出しで日本食スーパーがある都市に片道4時間以上かけて買い出しに行っていました。
そこに売られていたんです。六角亭のバターサンドが。
値段も見ずに買おうとする夫。3倍の値段に躊躇する私。
もちろん、海外なので日本のものが高額になるのは当然なのですが、お菓子に3倍は、、。いらないんじゃない?と言っても、夫に聞く耳は全くなく買いました。しかもよほど食べたっかたのか3箱。笑

3箱?!せめて1箱にしてよ・・・
日本帰った時に食べればいいじゃん・・・
無駄に高いお菓子を3箱も買う夫に絶句。
4時間の道のりを無言で帰りました。笑
今思えば、結婚したとはいえ夫が働いて稼いだお金ですし、私がたかがお菓子にまで口出しするのは違ったかなと思いますが、私と夫の金銭感覚は全くの別物とはっきりわかった出来事でした。
家計を見直したいけど夫が話を聞いてくれない
とはいえ、海外で生活していたこともあり基本的に私が家計を見ることはなく、夫が急に大きなものを買おうとも特に家計の危機感を感じることはなく過ごしていました。が、ついに本帰国。日本での結婚生活は初めてなので全てが1から。家具も家電も車も必要で引っ越しにもすごくお金がかかりました。
日本に帰ったらお金のことは任せると言われていたし、元々倹約精神高めな私はとにかく減ってしまった貯金を増やしたくて、お金の管理をちゃんとしようと動き始めます。
ところが、

会社のお給料明細が見たいんだけど〜。

わからん。時間ない。
いますよね、、
頑なにお金の話をされるのを嫌がる夫。(もしくは妻?あまり聞いたことないけど。)
それです。お金の話を少しでもしようとすると明らかに機嫌が悪くなります。
企業型確定拠出年金とか、会社で入ってる保険とか、自社株とか、財形貯蓄も、お給料に入る前に引かれているものだから夫に聞かないと何も把握できません。
こればっかりはまずは夫にどうにか動いてもらうしかないのです。
でも、聞いてみても返事は
「時間ない。」「忙しい。」「今度。」
やっと「わかったやる。」と言ったと思ったのに忘れられる。
挙げ句の果てには 「お金お金うるさい!」 なんて言われたりもしたし・・・
(この頃夫婦関係最悪だった)

1回で動いてくれないから何度も言うしかないじゃないか〜。
どうしても夫婦でしたいお金のハナシ!聞いてもらえる人になる!
最初の頃はとにかく、

もう、大事なことなのになんで動いてくれないの!!
と、お金の話を持ちかけただけでイライラする夫に対して
一緒にひたすらイライラしていました。
そしてこの頃は、他のことでもぶつかることが多くお金の話どころか
夫婦関係が悪化する一方で、普通の話すらできなくなってきてしまいました。
それでも話さないわけにはいかないし・・・
どのタイミングなら話を聞いてくれるかな。
どんなふうに言えば夫はちゃんと動いてくれるのかな。
そんなことばかり考えていたのですが、
ある時、新しい考え方に出会いました。
『何を話すのか』よりも『誰が話すか』が重要。
これを知って、あぁ〜そうだなぁ。と妙に納得したことを覚えています。
夫婦関係が悪化してギスギスした中で、ただでさえしたくない話。
どんなタイミングで話されても、どんな言い方をされても聞く気になんてなれませんよね。
ここから、まずは夫婦関係を改善しようと色々と頑張ります。
(正しくは頑張らないをがんばるのですが・・。)
夫婦関係を改善していくと、あら不思議!
あんなに頑なに嫌がっていたお金のハナシを聞いてくれるようになりました。
ちゃんとiPadを見るのもやめて、顔を向けて聞いてくれます。
きっと夫婦仲を改善することで、
話を聞くに値する妻に戻れたのかな。と思ってます。
結局何を話すにしても大事なのは二人の関係性
信頼する相手であれば、どんなに嫌な話であってもまずは話を聞きますよね。
私はそんな当たり前のことを忘れてしまっていました。
もし同じように、したい話があるのにパートナーが全然聞いてくれない!
というお悩みがある方が居たら、二人の関係性を見直すところから始めるのも良いかもしれません。
夫婦関係の改善を頑張った。と一言で書いてしまいましたが、不仲になってしまった二人の関係を戻すのは、簡単なことではないですよね。私自身、3年もがき苦しみました。夫婦関係に関する本を読んだり、夫婦に関する発信をしてる方の話を聞いて回ったりしてもなかなか腑に落ちなかったり。
一番ひどい時は、もうほんとに嫌い!離婚してやる!!
というところまでいってしまい、とてもごきげん家族なんて言えないどん底な毎日で
もう無理なんじゃないかと思っていましたが、、、
自分でもびっくり。戻ってこれました。
夫婦改善のためにどんなことを大切にしたのか、また次回書いてみたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました♩
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